わたしたちはずっと西に憧れ、西を目指してきた。しかし時代は変わり、カルチャーの新しい潮流はアジアから生まれつつある──。今号のゲストエディターであり、音楽レーベル「Guruguru Brain」を運営するGo Kurosawa(幾何学模様)とTaiTan(Dos Monos)による対話をはじめ、Eastern Margins、Yellow Fangらアジア・カルチャーを牽引する5組へのインタビュー、さらには中国の若者の間で広がる寺山修司・横尾忠則・YMOブーム、阿佐ヶ谷を拠点に生まれたインディ音楽コミュニティ、そしてアジアン・サイケデリック・アート、フットボールカルチャー、インディパブリッシャーまで。〈アジアがアジアを見る〉新たな時代の手がかりを探る。
目次
◉新しいアジアのサイケデリクス
選=Go Kurosawa
◉巻頭言 ひとつに収束しない物語
文=山下正太郎(本誌編集長)
◉アジアのほう
対談:TaiTan(Dos Monos)× Go Kurosawa(Guruguru Brain)
◉イースタンユースの夜明け
Eastern Margins/bié Records/Yellow Fang/Orange Cliff Records/Yao Jui-Chung
◉北京のインディ番長、阿佐ヶ谷に現る
mogumoguから広がるオルタナティブ・コミュニティ
◉Dirt-Roots
サッカーでつながるコレクティブ
◉アジアンデザイナーたちの独立系エディトリアルズ
◉テラヤマ・ヨコオ・YMO
中国で愛される日本のアングラ/サブカル
◉ブックガイド:百年の彷徨 アジアを旅した者による本の年代記
◉ロスト・イン・リアリティ
MOTE のアジアンクラブ漂流記2018/2024
書籍紹介
書名:『WORKSIGHT[ワークサイト]25号 アジアのほう Towards Asia』
編集:WORKSIGHT編集部(ヨコク研究所+黒鳥社)
ISBN:978-4-7615-0932-3
アートディレクション:藤田裕美(FUJITA LLC.)
発行日:2024年11月13日(水)
発行:コクヨ株式会社
発売:株式会社学芸出版社
判型:A5変型/128頁
定価:1800円+税