詩の国、韓国で生まれた文学を通じた
セルフセラピーの技法
「文学カウンセリング」
谷川俊太郎、サン=テグジュペリ、リルケ、ヴィスワヴァ・シンボルスカ……
韓国の詩人・哲学者チン・ウニョンと教育者キム・ギョンヒによる韓国相談大学院大学の講義や論文をもとに、多彩な文学テキストを用いながら、詩を通して心と向き合い、ケアするための理論と実践をまとめた一冊。
【目次】
第1部 文学カウンセリングの可能性
・文学的想像力と癒やし
・〈芸術の秘密〉を乗り越える
・美的教育の理想:鑑賞者ではなく芸術家になる
・美的活動についての二つの理解:ポイエーシスとプラクシス
・文学プログラム「自分を振り返る8つの部屋」の試み
・〈自発的服従〉を超えて共生の人生へ
・レクチャーと演習の例:第5の部屋「青春、私の最も詩的な季節」
第2部 文学カウンセリングの理論
・文学が持つ癒しの力
・プラクシスとしての文学カウンセリング
・文学カウンセリングにおいて必要な「共読」
・文学カウンセリングと自己変容
・文学カウンセリングでは誰もが作家になる
第3部 文学カウンセリング12のレッスン
〈前半〉
•Lesson 1:詩作のウォーミングアップとしての筆写(詩を筆写しよう)
•Lesson 2:詩人の言葉を借りて表現する(引用とリライトで表現する)
•Lesson 3:アルファポエムを書く(アルファベット詩で自己紹介する)
•Lesson 4:全力疾走で書く(自由に、ただ書いてみる)
•Lesson 5:プンクトゥムで自分を理解する(心に刺さる言葉を探す)
•Lesson 6:詩のコラージュで自分を表現する(既存の詩をつなげて新しい自分をつくる)
〈後半〉
•Lesson 7:自己紹介詩を書く(自分にニックネームをつけて詩を書く)
•Lesson 8:写真を見て詩を書く(撮影した写真を見て詩を書く)
•Lesson 9:愛の詩を使ってコラージュする(既存の愛の詩をつなげる)
•Lesson 10:辞書形式で詩を書く(自分の内面の模様を示す辞書をつくる)
•Lesson 11:身体について書く(自分の体の一部を観察して共有する)
•Lesson 12:心の本を作る(これまでのレッスンの回答で本を作る)
【書籍情報】
著者:チン・ウニョン、キム・ギョンヒ
訳:吉川凪
ISBN :978-4-910801-03-2
定価 :本体2200円+税
発行 :株式会社黒鳥社
発行日:2025年8月4日









