2025年9月、1990〜2000年代生まれの若手グラフィックデザイナー9人が一堂に会した合同展「グラフィックデザインの窓」。同展では9人のこれまでのクライアントワークを展示したほか、グラフィックデザインとその周辺に対する期待や課題感をテーマに据えたトークイベントを連日実施しました。
『書籍:グラフィックデザインの窓』は、同展を終えてからの環境や心境の変化を踏まえ、9人のデザイナーがそれぞれいま対話を重ねたい人物との対談・鼎談、ならびに展示企画の過程を記録したテキスト等を収録。対談/鼎談ページは各デザイナーが自らデザインを担当しています。
[対談/鼎談]
「共通のジレンマ。」王睿宇 × Xiaoyuan Gao(graphic designer, type designer)
「ぶっ壊れるグラフィズム」岡本太玖斗 × 伊藤弘(アートディレクター/groovisions)
「抗うデザイン」栗山サキ × 島内秀幸(アーティスト)
「(一人でも、二人でも、)ともにつくること」髙坂彩乃 × 成定由香沙(建築家) × 原ちけい(キュレトリアル・リサーチャー)
「東京で車を買う」田岡美紗子 × 本田千尋(グラフィックデザイナー/アートディレクター/美術作家) × 米山菜津子(グラフィック・エディトリアルデザイナー)
「『?』から。」高橋彩基 × 浅野隆昌(グラフィックデザイナー)
「その中で認識し、行動し、経験し、反応するグラフィックデザイン」角田創 × 木原共(アーティスト/ゲーム作家) × 坂本俊太(グラフィックデザイナー/アートディレクター/クリエイティブディレクター/NEW Creators Club)
「言葉、身体、原風景 6年後の対話」中村陽道 × 明津設計(ブックデザイナー/グラフィックデザイナー)
「端っこから見る」西本未祐 × Kotsu(グラフィックデザイナー/DJ) × 出口壮夫(グラフィックデザイナー)
[仕様]
B5 / 152頁 / 3000円(税別)
企画:ニューグラフィックエキシビション(王睿宇 + 岡本太玖斗 + 乙辺さゆり + 栗原瞳子 + 杉田聖司)
ブックデザイン:王睿宇、岡本太玖斗、栗山サキ、髙坂彩乃、田岡美紗子、高橋彩基、角田創、中村陽道、西本未祐
デザイン補助:中村陽道
発行日:2026年6月24日
印刷:グラフィック
協力:東葛西1-11-6 A 倉庫、TIGER MOUNTAIN
[プロフィール]
高橋彩基
グラフィックデザイナー。1993年生まれ。2015年桑沢デザイン研究所専攻デザイン科を卒業。デザイン会社を経て2022年よりフリーランス。東京を拠点に領域を問わず活動中。クリエイティブユニット『釣部東京』在籍。
グラフィックデザイナー。1994年生まれ。中国・四川出身。2018年に来日、2022年東京造形大学卒業。同年、デザイン会社Company2を共同設立。展覧会ビジュアルの仕事をメインに色々な領域に展開しながら、自主制作も行う。
グラフィックデザイナー/映像ディレクター。1998年生まれ。東京出身。筑波大学芸術専門学群ビジュアルデザイン領域卒。グラフィックデザインを軸に、映像/写真/音楽制作など領域を横断して活動し、既存の枠組みに抵抗する新しい制作体系を模索している。最近の仕事に、星野源やTeleなどのMV、Homecomingsやano、LAUSBUBなどのアートワーク、UNIQLOの広告映像、Expo 2025月刊日本館のためのアニメーション映像など。
グラフィックデザイナー。1992年生まれ。ファッション業界で働きながら独学でグラフィックデザインを学ぶ。2018年よりデザイン事務所で経験を積んだ後、フリーランスに転向。現在はアーティストやギャラリーのクライアントワークを中心に、ロゴやブックデザイン、フライヤーなどの制作を手がけている。
グラフィックデザイナー。1997年生まれ。現代美術・映画・演劇・音楽など文化領域のデザインを手がけ、作家との協働や印刷表現の実験的な制作にも取り組む。近年の主な仕事に、BUG「CRAWL」(2026)、国立映画アーカイブ「アンソロジー・フィルムアーカイブス:アメリカ実験映画の地平へ」、VOU「“Where’s VOU?” Pocket Edition SET」など。REFLECTA, Inc.所属。
グラフィックデザイナー。1992年生まれ。茨城県出身。東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻修了。edition.nord、TAKAIYAMA inc.、REFLECTA, Inc. での経験を経て2026年に独立。コンセプトに基づいたグラフィックデザイン、エディトリアルデザイン、写真や立体を用いたインスタレーションの制作に携わる。アートユニットThe Goodwillerとして斉藤思帆と古着や古物を用いたプロジェクトも進行中。
角田創
グラフィックデザイナー/エンジニア/モーションデザイナー。2001年生まれ。長野高専、武蔵野美術大学卒業。グラフィックデザイン・モーションデザイン・エンジニアリングの領域で活動中。 一見静的なグラフィックに動きを与えて視覚的な印象を拡張したり、クリエイティブコーディングによって生成的な余地や、鑑賞者がグラフィックの形や色、コンポジションに影響できる表現表現を試みる。
中村陽道
グラフィックデザイナー。1999年生まれ。都立工芸高校デザイン科、多摩美術大学グラフィックデザイン学科を経て同大学院を修了。文化領域の仕事を中心に受注。写真家・澤田詩園と雑駁な印刷物を作る団体『出版幽霊部員』として、また竹久直樹、八木幣二郎らと共同してグラフィックデザインに関する展覧会や特殊な言説作りにいそしむ運動体『power/point』としての活動も継続している。
グラフィックデザイナー。1991年生まれ。北海道出身。北海道教育大学函館校(言語学)卒業後、専門学校で学びなおし、制作会社やデザイン事務所での勤務を経て、2024年から個人で活動開始。手を動かし、線を置く活動。グラフィックデザイン、ドローイング、手芸など。