書籍『第七の男』ジョン・バージャー(著)、ジャン・モア(写真)、金聖源・若林恵(翻訳)【★購入特典付】
家を失うことは、名前を失うこと──移民労働者の実存に迫り、新自由主義の悪夢を暴いた、伝説の”パンフレット”。英国の孤高のストーリーテラーが50年前に残し、イスタンブールのスラムで、ギリシアの港で、ダマスカスの路上で密かに読み継がれ、グローバルサウスの労働者を奮い立たせてきた名著。移民問題に揺れる現代社会を穿つ、待望の初邦訳!
書籍『WORKSIGHT[ワークサイト]25号 アジアのほう Towards Asia』
わたしたちはずっと西に憧れ、西を目指してきた。しかし時代は変わり、カルチャーの新しい潮流はアジアから生まれつつある──。人気バンド「幾何学模様」のメンバーであり、音楽レーベル「Guruguru Brain」を運営するGo Kurosawaをゲストエディターに迎え、〈アジアがアジアを見る〉新たな時代の手がかりを探る。
書籍『WORKSIGHT[ワークサイト]24号 鳥類学 Ornithology』
古来より神話、芸術、科学など多くのシーンで重要視され、学者や芸術家のみならず、市井の人びとにも愛されてきた鳥。長い歴史のなかで鳥は何を象徴し、現代を生きるわたしたちがその学問に触れることは何を意味するのか。民俗学、美術史、環境史などのアカデミックな視点や、音楽家、獣医、登山家、調香師、ゲームクリエイターなどの多種多様な立場から、自然との共生や、鳥を通じて再発見される人間社会の姿をとらえる。
書籍『WORKSIGHT[ワークサイト]23号 料理と場所 Plates & Places』
どんなに世界が情報化され、グローバリゼーションが進もうと、その時/その場所でしか味わうことのできない"料理"。ラジカルなまでにローカルで、フィジカルで、多元的な食の世界は、自律分散社会の最もダイナミックな実践の場と見なすことができるだろう。世界14カ国から届いた〈料理×場所〉を切り口とする23のエッセイと、国や時代を超えて食の世界を旅する33冊のブックガイドから、日々更新されていく人びとの営みとしての料理に迫る。
書籍『WORKSIGHT[ワークサイト]22号 ゲームは世界 A–Z World is a Game』
ゲームはいまエンターテインメントの枠を越え、社会を規定する経済的、政治的、心理的、そして技術的なシステムが象徴的に統合されたシステムとなりつつある。本号では、「ゲームを通して見れば、世界がわかる」という仮説のもと、ゲームに関連するキーワードをA〜Zに当てはめ、計26本の企画を展開。多様に拡張しつつ進化/深化するゲームから現代社会を見つめる。
書籍『『忘れられた日本人』をひらく 宮本常一と「世間」のデモクラシー』若林恵・畑中章宏(著)
不世出の民俗学者・宮本常一の主著のひとつであり、今なお愛され読み継がれる『忘れられた日本人』。そこに描かれた愛すべき日本人の姿から「民主主義の日本的起源」をさがす、編集者・若林恵と民俗学者・畑中章宏による寄り道だらけの対話篇。
書籍『WORKSIGHT[ワークサイト]21号 詩のことば Words of Poetry』
言葉という情報伝達手段でありながら、普段わたしたちが使うそれとは異なるかたちで世界の様相を立ち上げる「詩のことば」。情報過多社会のなかで、芸術や文化さえも消費の対象とされる今、詩を読むこと、詩を書くこと、そして詩のことばにこそ宿るものとは何なのか。韓国現代詩の第一人者チン・ウニョンをはじめとする詩人のほか、哲学者、民俗学者、建築家などのさまざまな視点から「詩のことば」を再発見する。
書籍『WORKSIGHT[ワークサイト]20号 記憶と認知症 Memory/Dementia』
個人としての一貫性を担保し、他者とのつながりや秩序ある社会を維持するために欠かせない「記憶」。しかし近年、 認知症の社会問題化などに伴い、記憶の蓄積・共有をめぐる問題が世界各地で起きている。巻頭特集では本誌編集長がヨーロッパへ渡り、認知症や精神疾患のケアの現場を取材。監視と管理の対象としてきた人々を、私たちはいかにして社会と再統合していくのか。彼らとの非共通性から再発見するコミュニケーションの本質とは。「記憶と認知症」をテーマに来るべき社会のヒントを探る。
書籍『WORKSIGHT[ワークサイト]19号 フィールドノート 声をきく・書きとめる Field Note』
発せられているのにきこえていない「声」をきき、記録し、伝えていくことは、存外に難しい。世界が複雑化するなか、わたしたちはどのような態度で、人と、そして人以外の存在たちと向き合えばいいのだろうか。どうすれば、行為の一方的な「対象」としてではなく、相互的な「関係」を相手と築くことができるのだろうか。スケートボード、フィールドレコーディング、郷土料理、文化人類学、Chat-GPT……他者の「声」に耳を傾け、書き留めることの困難と可能性を探る。
書籍『WORKSIGHT[ワークサイト]18号 われらゾンビ We Zombies』
ゾンビは、その発祥から資本主義と深く関わってきた。カリブ海のプランテーションから、消費資本主義、グローバル資本主義、金融資本主義と、資本主義が進化するに連れてゾンビも進化する。そのとき、ゾンビは、単なる比喩を超えて、わたしたちそのものの姿となる。ゾンビ映画の巨匠ジョージ・A・ロメロから、『新感染 ファイナル・エクスプレス』『今、私たちの学校は...』など、世界を席巻する「韓国ゾンビ」まで。ゾンビを知ることは、わたしたち自身を知ることなのだ。
黒鳥社が編集・制作を担当している『WORKSIGHT[ワークサイト]』プリント版のリニューアル第2弾!
書籍『WORKSIGHT [ワークサイト]17号 植物倫理 Plants/Ethics』
動きもしない。語りもしない。感情ももたない。そんな「生き物」と、人間はいかにして向き合うことが可能なのか。最も身近でありながら、最も遠い生き物との関係を考えるために、これまでとは異なる人間観や倫理が、わたしたちには必要なのかもしれない。植物・庭を手がかりに「ベジタル(植物的)な未来」を考える。
黒鳥社が編集・制作を担当している『WORKSIGHT[ワークサイト]』プリント版のリニューアル第1弾!
書籍『ファンダムエコノミー入門 BTSから、クリエイターエコノミー、メタバースまで』コクヨ野外学習センター(編)
ファンダムエコノミーは、もはや一部の「過剰な消費者」が生み出す周縁的な経済圏ではない。それは、生産者と消費者の関係性を根底から変え、これまでとはまったく異なるビジネスを生み出す巨大な潮流だ。伝統的な経済システムと接しながら、モラルエコノミー、ソーシャルエコノミー、贈与経済がハイブリッドされた、摩訶不思議な新しい経済は、来るべき政治、文化、社会さえをも変えてしまうかもしれない。ファンダム研究の第一人者からシリコンバレーのトップVC、認知科学者、中国エンタメビジネスやUXのエキスパートなどを迎え、トレッキー、デッドヘッズ、BTS Armyから、クリエイターエコノミー、Web3、NFT、メタバースまでを縦横無尽に読み解く全ビジネスパーソン必読の入門書。
書籍『B Corpハンドブック よいビジネスの計測・実践・改善』ライアン・ハニーマン+ティファニー・ジャナ(著)、 鳥居希+矢代真也+若林恵(監訳)
「社会をよくする会社」ってなんだ? 資本主義に大きな変化が訪れるいま、アメリカ、ヨーロッパ、アジアを席巻するよいビジネスの認証「B Corp™」。その実践法をまとめたハンドブック、待望の日本語版!旧態依然な職場を改善したい、形だけのSDGsに違和感がある、経営が孤独でつらい、正しい商売が何かわからない……。B Corp認証取得を目指す人、そしてビジネスをアップデートしたい全ての人が実践の一歩を踏み出すための手引き書です。
書籍『編集の提案』津野海太郎(著)、宮田文久(編)
社会のなかにはきっと、「編集」がなしうることがある。そのヒントは、 伝説の編集者・津野海太郎がつづってきた文章にひそんでいる――。
晶文社での活動をはじめ出版文化の重要人物でありつづけ、テント演劇の時代からコンピュータの世紀までを駆け抜けてきた著者による、 過去を携え、現在と共に呼吸し、未来を見すえる編集論集。
【伝説の編集者・津野海太郎 実践のクロニクル 1977-2001】
書籍『週刊だえん問答・第2集 はりぼて王国年代記』若林恵+Quartz Japan(編著)
ワクチン・ロールアウトによって諸国がコロナ後の世界へと動きを進めるなか、緊急事態宣言からのまんぼう、もたつくワクチン接種、オリ・パラ開催、デジタル対策等々、「やってる感」がすべての「はりぼて王国」。コロナ収束の道筋も見えぬまま五輪へと突き進む2020年11月〜21年6月の混沌のクロニクル。Quartz Japanの人気放談時評の第2集!
★特典:書籍オリジナルステッカー
書籍『だえん問答 コロナの迷宮』若林恵+Quartz Japan(編著)
アベノマスク、Black Lives Matter、リモートワーク、芸能人の自殺、5G覇権、医療崩壊、デリバリー、グローバルサプライチェーン、香港、大麻、メンタルヘルス、デジタル庁......ポストコロナ世界の政治・社会・文化・経済を斜め裏から読み解くニュース時評のニューノーマル。Quartz Japanの若林恵の人気連載をまとめた書籍の第1弾!!
★特典:書籍オリジナルステッカー
書籍『働くことの人類学【活字版】 仕事と自由をめぐる8つの対話』松村 圭一郎+コクヨ野外学習センター(編)
文化人類学者が、それぞれのフィールドで体験した知られざる場所の知られざる人びとの「働き方」。狩猟採集民、牧畜民、貝の貨幣を使う人びと、アフリカの商人、世界を流浪する民族、そしてロボット......が教えてくれる、目からウロコな「仕事」論。「JAPAN PODCAST AWARDS 2020」ナレッジ賞にもノミネートされた人気ポッドキャスト番組の活字版。
『働くことの人類学【活字版】』|オリジナルTシャツ(白)
『働くことの人類学【活字版】』の発売を記念して制作した数量限定のオリジナルTシャツです。書籍にも掲載されている安藤智さんのドローイングがプリントされています。
『働くことの人類学【活字版】』|オリジナルTシャツ(黒)
『働くことの人類学【活字版】』の発売を記念して制作した数量限定のオリジナルTシャツです。書籍にも掲載されている安藤智さんのドローイングがプリントされています。
『働くことの人類学【活字版】』|オリジナル測量野帳(スケッチブック)
『働くことの人類学【活字版】』の発売を記念して制作した数量限定のオリジナルの測量野帳(スケッチブック)です。手帳の表面に安藤智さんのドローイングがデザインされています。
書籍『NEXT GENERATION GOVERNMENT 次世代ガバメント 小さくて大きい政府のつくり方〈特装版〉』若林恵(責任編集)
人口減少によって社会が疲弊し「公共」が痩せ細っていくなか、デジタルテクノロジーの可能性を正 しく想像することで、新しい公共のありかた、新しい行政府の輪郭を見いだすことができないか。テクノロジーと社会の未来に常に斜めから斬り込んできた『WIRED』日本版前編集長の若林恵が、行政府のデジタルトランスフォーメーション(ガバメントDX)に託された希望を追いかけたオルタナティブな「行政府論」。品切れ続出・入手困難だった幻のムックを黒鳥社から緊急復刊 !
書籍『プライバシー・パラドックス データ監視社会と「わたし」の再発明』武邑光裕(著)
「デジタル庁」「データ戦略」等、デジタル国家へと急旋回する日本社会に向けた警告の書 !!「プライバシー」をめぐって矛盾した行動を取り続けるわたしたちは、すでに「プライバシーの死」を受け入れているのか?「プライバシー・パラドックス」といういま最も困難な問題を、メディア美学者の武邑光裕が、欧州の歴史を縦横にたどりながら解き明かす!データビジネス、データガバナンス関係者の必読書!